CIEC春季カンファレンス2022のページ
2022年3月19日(土)
U-18セッション1 10:00~10:15
東広島市立川上小学校 出口 優人
「感覚情報処理障害(SPD)があっても学びたい
‐自分実験を通じての異空間同時双方向学習の効果の検証‐」
発表論文
出口優人 (2022) 感覚情報処理障害(SPD)があっても学びたい ‐自分実験を通じての異空間同時双方向学習の効果の検証‐. CIEC春季カンファレンス論文集, vol.13, pp.46-47.
出口優人の記事
本日は,
対面に戻っても,そのまま行かせるよう,対面の時と似たテイストで授業をします。その中で,教室でのタブレットの活用力を,オンラインでも獲得できるようにしています。
教室は,こんな具合です。
この接続を2セット準備して対応しています。「こんな機材揃えられないよー」という声が聞こえてきそうですが,私たちも一朝一夕で揃ったわけではありません。1年間という期間をかけて,資金を獲得して揃えていきました。それは,より多くのニーズに応えたいという一貫した願いからです。
教育相談 2020/12/19
午前の親子ぱんだ塾と
午後のぱんだ英語塾の間を縫って
教育相談を1件実施しました。
ニーズは,読み書き,計算が全般的に難しいという小学4年生
病院と放課後ディからのご紹介の方です。
インテイクを済ませた後,3回目の実施となりました。
iPadを購入され,初期設定と,アプリインストール,差し当たりの導入について実技を行いながら実施しました。
1 入れたアプリたち
・Scannnable
・Goodnotes5
・PDF pro 3
・MyScriptCalculator
・CanonPrint
2 実施したこと
(1)プリント取り込みと録音
・Scannableで資料をスキャン
・PDFpro3への取り込み
・録音
・解答
・印刷(CanonPrint)
(2)計算シート
・GoodNotes5にAirDropで研究室の計算シートを伝送
・GoodNotes5で,使いやすい計算シートを選択
・そのシートでノートを制作。
(3)先々の目標として
・PDFpro3とGoodNotes5をSplit View表示
・PDFpro3で問題を聞く。
・GN5で筆算シートで計算
・スクショ
・PDFpro3にペースト
・印刷
を実施。
(4)当面のこととして以下の2点を確認
・メモアプリを使った,1日,1行日記
・学校のプリントの取り込みと録音
です。
最後に,「先生休みはあるんですか?子供達のために長生きしてください。」とお母様からいっていただき,疲れは一気に吹っ飛びました。
さて,ぱんだ英語塾を見に行きますかね。
本日は,10時から12時まで,氏間研究室主催 親子ぱんだ塾をオンラインで開催しました。


令和元年度に,東広島市の小学4年生(令和元年度)が,うちのセンターを訪ねました。
読み書きが苦手ということで,学校へ行く意味を見失いかけていました。
お話をする中で,ポテンシャルとモチベーションがとても豊かであることを感じ,書く道具をICTに変えてみたらいいのではないかというお話を申し上げました。
その後の,ことを含め以下に動画をまとめました。
うちのセンター:広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センター
読み書きとICT活用の事例20200814(掲載:2020/11/29)
合理的配慮とICT活用51「事例01 広島県小学5年生」(21m)(掲載:2020/11/29)
氏間研究室とのあゆみ2020(掲載:2020/12/01)
本人が作成したレポートを掲載します。このレポートの作成に際しては,彼が独自に築いた人間関係を活かして,多くの大人がレポートの推敲などで協力しています。まさにネットを活用した,主体的対話委的で深い学びの実践だと思います。「深い学びの実践者」ですね!これは対面だけでは実現しませんでした。ICT機器とネット回線があったからこそ,全国の大人と時間と空間を超えたレポート作成ができたものと思います。このようにICTを活用することに教育の定義は再定義されます。Dr. PuenteduraのSAMR modelのRedefinition(再定義)を具現化しています。再定義の域に達すると,ブルームタキソノミー(改訂版)(anderson LW et. al.)の「創造」という認知活動レベルに達していることも注目点です。従って,「深い学び」の実践者であると申し上げました。
これらのことを進めるにあたっては,保護者の愛情,学校や教育委員会の理解と行動,主治医や療育スタッフの視点からの情報提供や治療等,友達などなど様々な関係性があったことはもちろんです。そして,一番は,そんな関係性を活かして,さらに行動していったご本人の努力があったからこそだと思います。これからの成長が楽しいです。
併せて,私たち大人が考えていかなければならないことがあります。それは,同じ法律,同じ学習指導要領で運営されている日本全国の学校において,彼がたまたま運が良かったからだという捉えにならないことです。日本全国,どの学校でも,どの校長先生でお,どのコーディネータの先生でも,どの担任でも,彼と同じようなチャンスを一緒に考える。そうしていかなければなりません。学校や担任に当たり外れがあってはいけないのではないかと思うのです。
そして,もう一つ,彼から重要なことを学びました。それは,もし,彼の周りの大人たちが,相変わらず,書く道具として紙と鉛筆にこだわっていたらどうだったでしょうか? 彼の中に満ちているポテンシャルを,私たち大人は目にすることはできなかったのです。この時の,彼の悔しさを想像すると,胸が締め付けられる思いがします。私たち大人が道具にこだわるあまり,子供達の才能を見過ごしているとしたら,これは社会の大きな損失ですし,子供達の夢を潰していることに他ならないと感じるのは,私だけでしょうか。
(関連投稿スキルバリアについて)
上記のことにご関心をお持ちになられましたら,一度以下の動画もご覧くださいませ。
特別支援教育とICT活用に関するオンライン研修会を月に2回実施しています。当日ライブ参加が難しい場合は,1週間おビデオ視聴での参加も可能です!
ぱんだ塾お申し込みフォーム
スペシャル動画
かれが,突然この動画を送ってくれました。これは,涙がちょちょぎでました!
私たち大人は,彼のレポートからその本質をつぶさに学び,「これからの教育」について考えていきたいですね!
学習指導要領では,先の意通せない社会の中で生きるための,問題発見・課題解決能力の育成を学校に求めています。であるなら,私たち大人が,その範を示すべきかもしれません。つまり,私たち大人は,「前例」ばかりにとらわれるのではなく,目の前の子供達を直視し,その問題に気づき,自らがその課題解決に向かって行動する。その姿を子供達に見せたいですね!
そうなのでs,私たち大人が見つめるべきその対象は,前例ではなく,目の前の子供達なのです! と,私は思います。
さ,立ち上がるのは,「いまでしょ!」(笑)
啓発を目的とした資料を作成しています。ご自由にご利用くださいませ。
本ページの引用の方法をご案内します。本ページの掲載物,リンク先のファイルおよび動画は,修正を加えないことと,引用を明記することを条件に引用を許可致しております。
引用の際の書き方は以下の通りです。
(例)
基本形式は,出口優人 (掲載年) 各コンテンツのタイトル. うじらぼブログ, https://uji-lab.blogspot.com/2020/11/blog-post.html, 掲載年月日.
以下に例示します。
出口優人 (2020) 自分研究. うじらぼブログ, https://uji-lab.blogspot.com/2020/11/blog-post.html, (2020/11/29).
出口優人, 自分研究, うじらぼブログ: https://uji-lab.blogspot.com/2020/11/blog-post.html, (2020/11/29)
各学会等で引用書式が決まっている場合は,上記を参考に情報を適宜掲載してください。
もし,余裕があったら,こんなことに使ったよ! と,教えてください。勇気が出ます。uji-office@hiroshima-u.ac.jp
リコーダー(威風堂々)
氏間研究室の教育相談をご利用いただいている小学生から,リコーダーの練習が進まないとの連絡を頂戴しました。
そこで,いろいろと聞いてみると,
・・・・・
僕はリピートの存在はしっていたけど、
ごちゃごちゃの中からリピートをみつけれません。
だから、楽譜を見ずにメロディーを覚えてからいつも吹いていました。
楽譜が暗号に見えて、英語より難しい。
まるで中国語のようです。
だからカタカナしかみていません。
そして、曲を覚えるのに時間がない時はカタカナをみてふきます。
だから、リピートのところが戻れないので、
きってはって読みやすい楽譜を作りました。
いい感じです。
これでやっと練習できます。
だけど、自分がなんでできないのかを気がつくのに1時間かかりました。
何回もふいてもふけない、最後はストレスで体が痒くなりました。
iPadは問題をアイデアで解決してくれるので
とても便利なアイテムです。
・・・・
上記から,以下の2点について改善しようと思いました。
1 リピートが見つけられない
2 楽譜が暗号に見える英語より難しい)
いただいた譜面は以下の通りです。

それで,
1 リピートについて
矢印と言葉を入れて,リピートを明示する。
2 楽譜が暗号に見える
拍を取りやすくするために,拍を○数字で明示,表の拍の,1と3は,黒く濃く書く。
音の高さはすでにカタカナで書いていたのでそれを生かすこととしました。
としました。
それで,以下の譜面に改良しました。
それらをもとに練習用動画を作りました。
ポイントは,
1 拍が視覚的にわかるようなメトロノームアプリを探す。
今回は,Metronome M1アプリにしました。
理由は,拍の表示が,針などの往復ではなく,カウントダウンのような帯グラフのようになっている。
そのため,○数字で拍を書き込み,譜面との対応をとりやすい。
2 指遣いがわかるように
指遣いをつかみやすくするために,カメラを上からと下から撮りました。
3 それらをリンク
指遣いのメイン画像と,メトロノーム,下からの画像をワイプで入れて動画を仕上げました。
この動画で使っているリコーダーはバロック式ですが,小学校でならうようにジャーマン式の指で吹いていますので,ファのおとの音程が高い件はご容赦を。