2020年12月22日火曜日

2020年 ぱんだ塾 納

 ぱんだ塾 納


氏間研究室は,令和元年度より,特別支援教育ICT活用研修会を開いてきました。


ご都合が合わない方が利用しやすいように,

・月に2回実施しよう

・曜日,時間固定で実施しよう

・夕方実施しよう

・広島市内の交通事情が良いところで実施しよう

・すぐに役立つ内容を取り扱おう


という方針を立ててやってきました。

2020年4月から12月の実績です。

第20回:2020年4月13日テーマ:e-Patの申請(43名)

第21回:2020年4月27日テーマ:UDBの活用法(55名)

第22回:2020年5月9日テーマ:UDBの教材作成(37名)

第23回:2020年5月11日テーマ:UK式読み評価の方法と活用法(52名)

第24回:2020年5月25日テーマ:UDBに自作教材を入れる方法(73名)

第25回:2020年6月8日テーマ:ビデオ教材の制作方法(42名)

第26回:2020年6月22日テーマ:オンライン学習支援の報告(31名)

第27回:2020年7月13日テーマ:実態評価の方法(38名)

第28回:2020年7月20日テーマ:算数数学の指導とタブレット活用(36名)

第29回:2020年8月3日テーマ:作文指導とタブレット活用(41名)

第30回:2020年8月29日テーマ:音声教材の申請と読みの評価(奥村智人氏)(55名)

第31回:2020年8月31日テーマ:最近の教育相談から(38名)

第32回:2020年9月14日テーマ:教育と著作権について(50名)

第33回:2020年9月28日テーマ:ワークシートの作り方(64名)

第34回:2020年10月12日テーマ:GIGAスクール構想と特別支援教育(46名)

第35回:2020年10月26日テーマ:GoodNotes5の基本操作(54名)

第36回:2020年11月2日テーマ:算数・数学的活動でのタブレット活用(41名)

第37回:2020年11月16日テーマ:社会科的活動でのタブレット活用(48名)

第38回:2020年12月7日テーマ:理科的活動でのタブレット活用(99名)

第39回:2020年12月21日テーマ:事例(62名)

のべ,1,005名の方のご参加を頂戴しました。

大変お世話になりました。



1月から3月の予定は以下の通りです。

第40回 2021年01月18日(月)

18:30-20:30(18:30-20:30)

 テーマ:e-Patの次年度の展開について,令和3年度の申請方法

 テーマ:e-PatとUDブラウザの活用法

<使用予定アプリ>

 使う可能性が高いアプリ

  UDブラウザ

  GoodNotes5

 使うかもしれないアプリ

  なし



第41回 2021年01月25日(月)

18:30-20:30(18:30-20:30)

 テーマ:GoodNotes5の基本操作

 テーマ:作文指導とiPad活用

 <使用アプリ>

  GoodNotes5

  UDブラウザ

  メモ

  縦式

  SimpleMind+


第42回 2021年02月08日(月)

18:30-20:30(18:30-20:30)

 テーマ:e-Patの次年度の展開について,令和3年度の申請方法

 テーマ:e-PatとUDブラウザの活用法

 <使用アプリ>

  UDブラウザ

  GoodNotes5


第43回 2021年02月15日(月)

18:30-20:30(18:30-20:30)

 テーマ:読み上げ教材の作成

 <使用アプリ>

  PDFpro3(サブスクリプション契約必要)

  Scannable

  Pages


第44回 2021年03月01日(月)

18:30-20:30(18:30-20:30)

 テーマ:e-Patの次年度の展開について,令和3年度の申請方法

 テーマ:教科学習におけるDropTalkの活用

 <使用アプリ>

  UDブラウザ

  DropTalk


第45回 2021年03月29日(月)

18:30-20:30(18:30-20:30)

 テーマ:算数・数学の指導とiPad活用

 <使用アプリ>

  GoodNotes5

  Scannable

  MyScriptCalculator

  Nuten(iPhone用アプリ)

  DropTalk 


お申し込み

https://ws.formzu.net/dist/S71820073/

(締め切りは前日,日曜の24時です。)




最後に,38回の自由記述を掲載します。

自由記述

理科の実験室からの実際的なお話がとてもすごくてびっくりで聞き入りました。

アプリ、機材等の値段と名称、メーカー名の表が欲しいです。

理科の実験は弱視の児童だけでなくさまざまな場面で活用できると思いました。参考にしたいです。

私は支援員ですが、iPadは小学校の理科の実験でよく活用され、Apple TVに映されています。紹介された器具、雲の動きの様子の撮影モードなどとても参考になりました。

いつもわかりやすく具体的に教えていただくことができ楽しく学んでいます。使ってみたいと思いました。

久々に参加させていただきました。理科というテーマが面白かったです。次回も是非参加させていただきたいです。

理科の実験シーンを逃さず、わかりやすくなって、とてもいいと思いました。

いつも復習動画で視聴しています。丁寧な説明でとてもわかりやすいです。アームいいですね。中学校もタブレット配布になりますが、iPadでないのが、とても残念です。高校ではiPad購入なのになぜ、違うタイプを中学校で使うのか‥不思議。今回もありがとうございました。

理科の実験観察でのiPadの活用はとても参考になった。自分でも色々工夫してやってきたが、理科室にあるスタンドにカメラ用の器具を取り付けるとか背景用を用意するとかとても大切な視点に気づかされました。ありがとうございました。

復習のビデオを配信していただき、ぱんだ塾当日、仕事で見られない場合も後から勉強できるので、ありがたいです。いつもありがとうございます。

iPadの活用の仕方を具体的に映像で示していただき、とてもわかりやすく勉強になりました。細かな注意点まで教えていただき、よく理解できたのと同時に、そういったことの大切さも実感しました。どうもありがとうございました。

実演があって、わかりやすくてよかったです。ありがとうございました。

実際の機器を見せていただけてよかった(とくに支持台が)。最後の氏間先生の熱い思い(鍵と鍵穴の辺り)に感動しました。 





2020年12月19日土曜日

教育相談 2020/12/19 はじめてのiPad

 教育相談 2020/12/19


午前の親子ぱんだ塾と

午後のぱんだ英語塾の間を縫って

教育相談を1件実施しました。


ニーズは,読み書き,計算が全般的に難しいという小学4年生

病院と放課後ディからのご紹介の方です。


インテイクを済ませた後,3回目の実施となりました。


iPadを購入され,初期設定と,アプリインストール,差し当たりの導入について実技を行いながら実施しました。



1 入れたアプリたち

・Scannnable

・Goodnotes5

・PDF pro 3

・MyScriptCalculator

・CanonPrint


2 実施したこと

(1)プリント取り込みと録音

・Scannableで資料をスキャン

・PDFpro3への取り込み

・録音

・解答

・印刷(CanonPrint)


(2)計算シート

・GoodNotes5にAirDropで研究室の計算シートを伝送

・GoodNotes5で,使いやすい計算シートを選択

・そのシートでノートを制作。


(3)先々の目標として

・PDFpro3とGoodNotes5をSplit View表示

・PDFpro3で問題を聞く。

・GN5で筆算シートで計算

・スクショ

・PDFpro3にペースト

・印刷

を実施。


(4)当面のこととして以下の2点を確認

・メモアプリを使った,1日,1行日記

・学校のプリントの取り込みと録音


です。


最後に,「先生休みはあるんですか?子供達のために長生きしてください。」とお母様からいっていただき,疲れは一気に吹っ飛びました。


さて,ぱんだ英語塾を見に行きますかね。


親子ぱんだ塾 2020/12

 本日は,10時から12時まで,氏間研究室主催 親子ぱんだ塾をオンラインで開催しました。

全国から,26名の皆様に親子でご参加いただきました。
親子で参加いただくのは大きな意味があります。大人も操作方法になれる。子供の操作の様子を見ながらお子さんの理解が進むなどなどです。
また,今回は,二組ほど,学校の担任の先生と親子でご参加いただいているグループが居られました。これも,いいですね! 学校での指導に直結します。
今回から,親子ぱんだ塾は学生主導の活動に切り替えました。
院生が全体のコーディネートをやってくださったので,私は自分が単相するワークショップだけ行えば良いということになりました。
ワークショップは4つあり
1は,読み書きの支援で,メモアプリ,PDF pro 3
2は,DropTlakでの単語帳作り
3は,GoodNotesなどを使った教科学習
4は,音声ユーザーのVoiceOver操作です。
4は,熊本から盲学校の先生にご参加いただき,講師をお務めいただきました。
それぞれに,輝きを見せてくれたという意味で,あらたな展開に繋がるイベントだったと思いました。
温度をとってくださった院生さんと,ワークショップを担当してくださった,学生の皆さん,熊本盲学校の先生,そして,記録や,機材操作を担当した学生のみなさん,大変お疲れ様でした。
共有画面お例を写真で示しています。
画面,左に活動状況(聞きます,作業しますなどを,絵と文字で出しますが,作業しますは絵が間に合わず手書きでした・・・。汗)
活動内容:作業の様子を示しています。
右側は,チャットで,講師の発言を縮約して示しています。
これが,オンラインの一つの型として定着しつつあります。
・・・・・・
さ,午後からは,ぱんだ英語塾!
こちらも,学生主導企画です! みんな,たのしみにしてるよー!!



ワークショップは4つありますが,ワークショップ1(氏間担当)のダイジェストです。
他のワークショップは私の責任が取れないので,自分のものを公開します。

2020年12月18日金曜日

学習支援「球の体積」

学習支援「球の体積」



本日は,中学生の学習支援についてです。

発達障害のお子さんで,抽象概念の操作や,法則を演繹的に活用することに難しさを抱えていますが,絵に描いたり,喋った言葉を文字化して示すと,とてもよくわかってくれます。

今回は,初め少々最近の出来事をお話ししてくれまして,時間がそちらに取られてしまいましたが,でも,それも大切な時間ですね。

その後,


T なにやりたい?
C 球の体積を教えてください。
T よしわかった。・・・・。(どうしようかなー)

そこで考えたのは
・このお子さんは数式の操作だけではだめだ。
・実感を伴って理解できるようにするしかない。
・そうだ,YouTubeで球の体積の説明動画をみたことがるぞ!

と,いうことで,

https://www.youtube.com/watch?v=UUQ6uzzbX_Q&feature=share

のページを供覧しました。

こういった動画見る際の止めながら確認すること。

21秒で,止めて
T  この時って,球の半径と円柱のどこが同じかな?
T この時って,円柱の高さって,球のどこだと思う?
などの質問をして,球と円柱の関係を確認しました。

51秒で
T 水の水面の高さは,球で表すと何かな?

1分13秒で
T これを何回繰り返すと,円柱に水がちょうど満たされるかな?

といった具合です。

その後,

2分30秒で
色をホワイトボードに書き写します。

その後,下の写真のように,
式を区切って,意味を考えてもらいます。


最後に

M:mother, C: child
M この3分の2って,どうして,そうなるの?
C  だってー,
  円柱が3分の3でしょ,
  球がその体積の3分の2だったでしょ。

M そうそう,で,どうして3分の2だって思ったの?
C だって,ここの余白の水を3回注いだら,ちょうどになりました。
M そうだね,よくわかってるねー!

あとは,式を整理して,終了です。

保護者との話で。
・こんなに上手に説明できるようになっていたんですね。
・やはり実体験を伴って繰り返し考える機会を作るっことがよかったんですかね。
・とても説明が上手でしたね。
といったお話をしました。

1ヶ月前は,展開図から表面積を求めることが大変な状況でした。やはり,こつこつと,しかし確実に伝わるチャンネルを探して,伝え続けることが大切なんだなー,と,学ばせていただきました。

よい,クリスマスプレゼントをお子さんからもらった,そんなきもちです。

この方の来学は,次回は,1月,良いお年を!

Nuten 数式キーボード

本日は,数式を入力するキーボードです。

合理的配慮としてのおすすめポイントは以下の通りです。

1 数式を手書きすると読める状態にならない。
2 手書き読み取りのアプリで数式を読み取ってくれない。
3 でも数式を綺麗に書きたい(後で読めるようにするために)

Nutenは,

https://apps.apple.com/jp/app/nuten-数学と科学のためのキーボード/id1031059220
です。

操作方法を以下で説明しています。

https://youtu.be/Glsq3Pj6JBA