大学では,新入生を4月3日受け入れて,いきなり対面ガイダンスが中止となった。
人命第一,感染拡大防止のため,賢明な措置だと思う。
その中で,私たちは学生たちの学びを守る必要がある。
1年生,時間割の組み方すらわからない・・・・。
そんな中で,もがきながらも考えたことを書きます。
ICT導入の利得の一つに,指導法の整理が挙げられる。
遠隔指導というチャンネルの中で,私自身,このチャンネルに最適化した方法を考えるようになった。
・普段からICTをはじめ道具のの効果的活用法を考えていた。
よりよい教育方法を考える中で,道具やある程度のノウハウがあった。
・授業の資料を作る際,著作権処理を丁寧に考えていた。
オンライン配信となっても,そのまま使えるコンテンツが多い。
・反転授業のためのコンテンツを作りためて,普段から使っていた。
動画制作のノウハウや,手持ちのコンテンツがあった。
今回,教育が大きく飛躍するチャンスだと思う。ただ,このような事態がそのきっかけになったことは予想もしないし,ましてや期待もしていなかった。
だからこそ,私たち大人は,この局面で多くを学び,生かさねばならないと思う。
例えば,
以下の画像,
・ヘッドセットで使っている,ワイヤレスマイクやiRigは,聴覚障害や聴覚情報処理に困難のある方用に用意していた,もの。普段は,この先にUDトークをつないでいる。
・iPadの画面をパソコンに映し出している,Reflectorは,普段は,弱視の子供がタブレットを操作する際,画面に顔を近づけて書くので,教師が書いている様子を効率的に見るために導入していたいもの。
・私を撮っているカメラは,動画教材の撮影用用いている,iPEVOカメラ。やはり,実験したり,提示物を見せたいときには,必須。
なので,今回,何も買い足さずに,遠隔授業がスタートできた。
普段から,チャレンジし続けることで,いつのまにか,様々な事態に対応できやすくなっていたようだ。
おそらく,私と似たような感覚を持っている教員は大勢いらっしゃると思う。
こんどは,それを水平的に広げていく,いまがその機会かもしれない。