2020年4月23日木曜日

オンライン誕生会

本日の4年の卒業研究ゼミ

ゼミの冒頭で,
「先生,明後日は何の日ですか?」

そう,私の誕生日でした!

学生たちが,ケーキをそれぞれに用意して,
ハッピーバースディを歌ってくれました。

私は,学生たちが美味しそうにケーキを食べる姿を見ながら,心が暖かくなりました。

広島大学はTeamsで授業をやるのですが,一度に4名しか映らないので,写真を2つに分けています。




以下が,YouTubeの動画です。


こういう困難な時期だからこそ
限られた状況下だからこそ
ささやかな喜びを共有できることにフォーカスできるのかもしれないですね。


その後は,ある学生の,卒業研究で行う,予備実験をオンライン上で行いました。

2020年4月21日火曜日

てんPal


各位

        広島大学学術院
        准教授 氏間 和仁

てんPalしませんか?

広島大学の特別支援教育教員養成コースでは,特別支援学校の先生になるための勉強をしています。このコースでは視覚障害,聴覚障害,知的障害,肢体不自由,病弱の5領域の免許取得が必修となっている全国で唯一の大学です。その中でも特に視覚障害教育に力を入れて学んでいる学生を中心に,点字を学ぶグループ(点字ラウンジ)を作って,点字の読み書き,指導法について課外で活動しています。

昨今の世界の現状で,休業を余儀なくされて,自宅で過ごしている視覚障害のある児童生徒のみなさんは多いと思います。日常生活の中で情報へのアクセスに苦労するみなさんが,この状況の中でさらに大変な日々を過ごしておられるのではないかと思います。

そこで,点字で文通することで,少しでも新たな風を吹き込んで,日々の生活の中に楽しみが一つ加えられたらいいな,と思い,点字での手紙のお友達「てんPal(点字郵便でのペンパル)」を点字ラウンジで勉強している学生が行っております。

もし,ご希望がありましたら,まずは,以下にメールをお送りください。
お手紙の送り先をご案内いたします。

2020年4月19日日曜日

遠隔授業用に組み替え中

遠隔授業用に組み替え中

視覚障害心理学の2コマ目は,光が網膜上に結像する仕組みを理解することです。
これまでは模型眼を各学生に一つずつ配布して,自分たちで実験をしてデータを取って,写像公式を使って,結像する仕組みを理解してもらっていました。

でも,今回はそれができません。しかも中継,
ということで,細かなものは写らない!

と,いうことで,でかくしてみました。

光源は13インチのiPadの画面
レンズは直径75mmの+3Dのレンズ
スクリーンは自作
それを写すiPad
iPadの画面をミラーリングしてパソコンに映して,それを共有しようと思います。
さ,上手くいくかなー。

これで,レジュメを差し替えて,本番に臨んでみましょう。

学生たちには,百均でルーペを1個ずつ買ってくるように指示しています。

写真1
実験の機材の全体写真





写真2
iPadのカメラ側からの写真

写真3
iPadの画面をパソコンにミラーリングした時の,パソコン画面の様子


2020年4月18日土曜日

2つのホームページ紹介

みなさま

広島大学の氏間です。

緊急事態の中で,それぞれの立場で,精一杯のことを
するしかないですね。
みなさま,くれぐれもお体にお気をつけください。

さて,2つのホームページをご紹介します。

1 視覚障害の児童生徒・学生の遠隔授業の情報を発信

私たち大学の教員も,児童生徒・学生の学びを守るため
特に視覚障害のある人たちの困難に対する情報を整理することと,
私たち研究者がオンライン授業に視覚障害者が対応するための方法を
検証した結果をまとめて紹介しております。
以下のページは慶應義塾大学の中野泰志先生が音頭をとって進めているホームペジです。
必要としている方がおられましたら,是非ともご紹介いただきたくお願い申し上げます。
視覚障害のある学生のためのアクセシブルなオンライン講義


2 大学受験を控えた視覚障害のある高校生のための活動

また,私共が進めてきている,視覚障害のある高校生のためのスキルアップセミナー2020は今年度は中止することとしました。
それに変わって,視覚障害のある高校生の学びサポートセンターを立ち上げ,
高校時代の学びおよび大学進学に関する相談に対応することとしました。
先生方のところにも,配慮要求などの相談があるかと思います。もし必要がございましたら,ぜひともご紹介いただきますよお願いいたします。
視覚障害のある高校生の学びサポートセンター

遠隔授業とTA

遠隔授業とTA

ガイダンスから,遠隔授業をはじめて3週間程度が経ちます。

授業によっては,TAが手伝ってくれるのですが,遠隔授業でもその活躍の状態は変わりません。

TAも遠隔で参加です!

TAの業務

・出席の確認
 参加者リストを定期的にスクリーンショットして,名簿と照合
・チャットの確認
 質問などがチャットで書き込まれた場合に教員へ知らせる。
・ミニテスト等の提出状況確認
 授業中のインタラクションに対して,提出状況を報告(提出完了です)などを行う。

などがあります。かなり忙しい!


また,私の更新講習はオンラインで確定しました。
その場合も,上記のことが同様に必要な他,さらに,本人確認をしてもらうことが加わります。

もっとも,学生くらいお行儀が良い受講者だといいのですが・・・。

タブレット スタンド

Desktop & Wall Pull-Up Lazy Bracket

ホールド力が高そうですね。
CCTVとしての活用も良さそうです。
壁などに固定できるのもいいですね。
目の前に固定しやすくなると思います。



https://summerde.com/products/bracket?fbclid=IwAR2t_Umsu24eXysmGDdu2GprnM2U7gvFBGXgeKEa8wZ484dylf3DHG5TEn4

2020年4月17日金曜日

遠隔授業からの学び

大学では,新入生を4月3日受け入れて,いきなり対面ガイダンスが中止となった。
人命第一,感染拡大防止のため,賢明な措置だと思う。

その中で,私たちは学生たちの学びを守る必要がある。
1年生,時間割の組み方すらわからない・・・・。

そんな中で,もがきながらも考えたことを書きます。

ICT導入の利得の一つに,指導法の整理が挙げられる。

遠隔指導というチャンネルの中で,私自身,このチャンネルに最適化した方法を考えるようになった。
その際,このことを後押しした要因はいくつかある。
・普段からICTをはじめ道具のの効果的活用法を考えていた。
 よりよい教育方法を考える中で,道具やある程度のノウハウがあった。
・授業の資料を作る際,著作権処理を丁寧に考えていた。
 オンライン配信となっても,そのまま使えるコンテンツが多い。
・反転授業のためのコンテンツを作りためて,普段から使っていた。
 動画制作のノウハウや,手持ちのコンテンツがあった。

今回,教育が大きく飛躍するチャンスだと思う。ただ,このような事態がそのきっかけになったことは予想もしないし,ましてや期待もしていなかった。


だからこそ,私たち大人は,この局面で多くを学び,生かさねばならないと思う。

例えば,
 以下の画像,
 ・ヘッドセットで使っている,ワイヤレスマイクやiRigは,聴覚障害や聴覚情報処理に困難のある方用に用意していた,もの。普段は,この先にUDトークをつないでいる。

 ・iPadの画面をパソコンに映し出している,Reflectorは,普段は,弱視の子供がタブレットを操作する際,画面に顔を近づけて書くので,教師が書いている様子を効率的に見るために導入していたいもの。

 ・私を撮っているカメラは,動画教材の撮影用用いている,iPEVOカメラ。やはり,実験したり,提示物を見せたいときには,必須。

 なので,今回,何も買い足さずに,遠隔授業がスタートできた。

 普段から,チャレンジし続けることで,いつのまにか,様々な事態に対応できやすくなっていたようだ。
 おそらく,私と似たような感覚を持っている教員は大勢いらっしゃると思う。
 こんどは,それを水平的に広げていく,いまがその機会かもしれない。

写真は,遠隔教育相談の様子

2020年4月1日水曜日

UDブラウザチュートリアル

今年度のスタートは,オンライン授業のもう特訓中!
半日かかって,やっと,手足に近いくらいに使えるようになってきました。

その際の成果物として,
UDブラウザの操作ビデオです。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLaS1blujVg3wietw0vfSDWWZF0fQMLfFj