2020年5月2日土曜日

オンラインでの学習支援

オンラインでの学習支援

広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センターの教育相談を氏間研究室でも担当しています。

発達障害のある子供たちに対しては,デジタルテクノロジーを活用した学習を進めるためのスキルを身につけてもらっています。

いつもは来学相談ですが,新型コロナ対応ということで,オンラインでの実施となっております。

基本的には,目的は,タブレットを使った学習方法を身につけること,身につけたスキルを磨くことです。

5月いっぱいと言うことで,以下の日程で実施予定です。
平日コース(火・金の11時)
01 5月1日(金)11時 空気を利用した道具 終了
02 5月5日(火)11時 どちらが高く弾むか 終了
03 5月8日(金)11時 三角形の不思議
04 5月12日(火)11時 円の面積
05 5月15日(金)11時 正の数,負の数
06 5月19日(火)11時 てこを使いこなそう
07 5月22日(金)11時 計画中
08 5月26日(火)11時 計画中

土曜コース(土曜日)
01 5月2日(土) 11時 空気を利用した道具
02 5月9日(土) 15時 どちらが高く弾むか
03 5月16日(土) 11時 三角形の不思議
04 5月23日(土) 11時 円の面積
05 5月30日(土) 11時 正の数,負の数
※予定は変更されることがあります。

ただ,タブレットの操作方法を端から伝えるのではなく,何らかの目的を持って活動する中で,身につけていってほしいといった狙いで,上記の活動を設定しています。


本教育相談(学習支援活動)目的は,
この教育相談の狙いは,小学高学年から中学1年程度の内容を題材にして,オンラインでタブレットを用いた学習をする機会を定期的に持つことで,タブレットを用いた学習スキルの維持向上と,できれば学習への成功体験を積む中で,休校措置後の学校再開への自信を醸成することです。

参加者は,自閉,学習障害,ADHDなどの発達障害のある小学5年から中学生までです。

今回は,1回目(5月1日2日に実施)の様子を紹介します。

1 事前:参加のための準備をしてもらいます。
以下のファイルを送って,準備をしてもらいます。


以下の動画を見て準備してもらいます。


2 オンライン学習支援(当日)
当日のスキル内容は,
・メールを受信する
・メール添付のPDFをGoodNotesに入れる。
・再度届いたメール添付のPDFをGoodNotesに追加する。
・漢字の読み方を調べる。
・漢字の読み方を書き込む。
・観察し動画(最適な動画)に残す。
・結果を書いて,メール添付で送り返す。
です。

使用したシステムは,Zoomです。
参加者には作業用のiPadとは別に,Zoom中継用のパソコンやスマホで参加してもらうように依頼しています。
事前に,メールでZoomへの接続情報を伝達。
待合室機能
パスワード
をほどこし,Zoom爆弾対策を講じる。

授業者は,パソコンの拡張デスクトップをZoomで画面共有する。
そこに,iPadの画面(Refrectorで中継)や,書画カメラなどを写す。音声はiRig2を使って,ワイヤレスヘッドセットで入力する。こうすることで,実験などで席を立っても,音声が安定して伝わる。

以下のプリントで課題をこなす。



風車落下の動画

発展した実験の動画

3 事後:以下のファイルに書き込んで送ってもらいます。
以下のプリントに書き込んでメールで授業者に送る。


5月2日の様子を数分のビデオにしてみました。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

オンラインでの学習支援を希望しております。どのようにすればよいのでしょうか。

うじラボ さんのコメント...

ujima@hiroshima-u.ac.jpまでご連絡ください。