学部2年 視覚障害「自立活動」指導法Iの授業 第13講が終わりました。
本日は、網膜像の拡大法のうち、角度拡大法の基礎 をテーマにしました。
つまりは、単眼鏡の基礎です。
まずはじめに、ケプラー式とガリレ式の望遠鏡の光路図でお勉強です。対物レンズの実像よりも凹レンズを前において拡大する方式と、実像より後ろに凸レンズを置いて拡大する方式を、一人一人に模型を配って、確認しました。
光路図だけよりも、体験を入れることで、よく理解できるようですね。でも、光路図で理解しているから、視距離を縮めたときに、対物レンズと接眼レンズの距離を長くしないといけないことが理解できます。どちらも大切。
特に、ケプラー式のアイレリーフの話のところで接眼レンズいっぱいに対物レンズの像が見える時は、皆さん感動したようです。
ケプラー式、おそるべし!
この、模型は、対物レンズが+3Dで、接眼レンズが、-10Dと+10Dなので、同じ倍率で、見え方の違いを比較することができるので、とても便利です。
そして、単眼鏡の表示と、解説。
次に、屈折異常が未矯正の場合の、拡大率について。
ここは、指導上、もっとも重要なところ。つまり、子供の合わせた単眼鏡のピントがあっているかどうか、判断するときに、この知識がないと、間違った指導になってしまいますからね!
というところの、前で、時間切れ! 続きは、次回です。
以下、コメントシートより。
ケプラー型の単眼鏡で距離を調節して視界が広がる点や、実際には2つのプリズムで倒立像を矯正する点に驚きました。有効なモノがあることも素晴らしいですが、さらなる創意工夫によって実用的になるためです。教材開発にも同様のことが考えられると思いました、この気づきを覚えておきます。
ガリレイ型とケプラー型の単眼鏡について学習しました。実際に体験したり、手軽に買うことができる双眼鏡のお話を聞いたり、身近なものの例から学びを深めることができました。また、両者を比較することでより深い理解につながったと思います。
ケプラー型、ガリレイ型、どちらも理論的に言葉で説明することが難しいので復習します。
ケプラー型でかつ、接眼レンズから目を離してみた時に顕微鏡で物を観察した時のような見え方になったと感じたので、もしかすると仕組みが似ているのかなと思いました。
単眼鏡のガリレイ型とケプラー型の仕組みを理解するのは難しかったが、友達に教えてもらってようやくわかったのですっきりした。
単眼鏡の仕組みについての複雑な話だったので頭がこんがらがりそうになりましたが何とかなりました。この授業では、近視や遠視の人の見え方などを実際にシミュレーションして実感を伴いながら学習できるので楽しいです。もう一度光学の復習をしなければならないなと感じました。
ガリレイ型とケプラー型を高校物理を思い出しながら学習しました。ガリレイ型に凸レンズを加えると、倍率が下がるというのは原理も含めて理解できました。このことは特に弱視児に指導するときに配慮が必要になると思いました。
単眼鏡の種類と構造で、ガリレイ型とケプラー型があるということを学びました。ガリレイ型は、虚像を拡大して正立させ、ケプラー型は実像を拡大して、倒立させるということを覚えておこうと思いました。ケプラー型で目を離すと視界が広がるのはすごかったです。
写真の解説
写真1
ガリレイ式望遠鏡の模型を見て、原理を体験している様子。
写真2
ケプラー式を体験した後に、それまでの内容についてグループ内、知識の確認をしているところ。この時間は、学生たちの理解を深めたり、全体のそこあげをするのに、とても大切です。
写真3
アイレリーフの距離をとって、見ているところ。
写真
近視未矯正で倍率の変化を体験しているところ。
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