2018年7月18日水曜日

授業 視覚障害心理学 第14講  点字触読特性と指導法

本日,1年生の授業,視覚障害心理学 第14講が終了しました。
本日は,点字触読特性と指導法について,瀬尾先生の論文と,鈴木先生の論文をベースに授業を構成しました。

なにはさておき,本日は,まず,鈴木式の第一段階「あめふれういにく」の練習をしました。みなさん,15分程度で,どんどんん読めるようになってきくので,とても嬉しかったようです。これについては,以下のコメントシートをご覧ください。

1の点や2の点から教えなくても,形で教えることの大切さと,その合理性が伝わったかなと思います。
1点と,縦長長方形がわかれば,「雨」は読めますからね!それを理解してもらえれば十分です。点字学習のハードルを勝手に大人が上げてしまわないように!

文字は,大人が決めるのではなく,子供の好奇心で,その学習のタイミングは決められるものですもんね! 「あいうえお」と文字を読めるようになる子供なんていないでしょう。まずは,自分の名前とか,でしょ! ってことですね。
点字にしたってそうですよね! 大人が,点字学習を制限するのは,自然ではないですよね!
今年は,点字指導について,高知盲学校の構内研修で取り上げます。

以下,コメントシートより

点字をたくさん読む練習をした。ほとんど読めないだろうと思っていたが、簡単な平仮名から読んでいくことで意外とスラスラ読むことができてよかった。

目で見ていた時は、点字をとても難しく感じていましたが、実際にアイマスクをして点字を読んでみると簡単で、楽しく感じました。「あ」「め」「ふ」「れ」は完璧になったと思います。私が実際に教える際もこの方法でやりたいと思いました。

今までどうやったら読めるのだろうと不思議に思っていた点字を順を追って学習することで読むことができた。何の学習においてもたいていの人にとって同様に、理解のしやすい順序があり、それをうまく使いステップアップしていくようにすることで飽きをあまり感じさせない学びに繋がると思った。

点字を読んで、最初は分かりにくい部分もあったけど同じところを何回もやっていくとすらすらできていけるようになりました。また、先生の立場になったときどうしたら飽きないように教えられるか難しかったです。

少しではあるが,点字が読めたと言うことにとても感動しました。いつの日か,たくさんの点字が知覚できるようになって,すらすらと点字の文章が読めると良いなと,心から思いました。

点字を読むのはもっと難しいことかと思っていたけれど、簡単な文字とはいえ少しでも読めるようになったことが不思議で、楽しかったです。形態の認識があれば、幼児でも点字を読める事が驚きでした。3つの原則を使って、小さな子にも楽しく点字指導ができるような理想的な先生になりたいです。

初めて点字が読めるようになってとても嬉しかった。指導するときにはその子の興味関心に沿って点字の形を教えてあげたりすることが大切だと思いました。 「く」の後に「あ」があると読みにくいなと思いました。

点字をこんなに早く覚えられると思いませんでした。 でも、一文字一文字は読めるけど文を読むのは大変だなと思いました。

点字の学習をした記憶がなかったのでいい経験になった。五十音全てを覚えたい

点字が少しの文字なら思ったよりも早く習得できることに驚きました。テストに向けた復習・まとめを頑張りたいです。

後半から点字の体験をしたが、「あ」と「く」の点字の組み合わせが一番難しかった。意外に「あ」の識別が難しかった。とパートナーに言われた。

点字と点字の間を把握するのが難しかったです。もっと点字を読めるようになりたいです。

点字を読み取るのは結構面白かったです。でも、どういえばうまく伝わるのかと考えて教えるのは、難しかったです。点字を覚えたいなと思いました。

点字が少しだけ読めるようになりました。”あ”と”う”が横に並ぶと読み取りが難しかったです。ペアの子に点字の形を伝えるのは難しかったです。

前回の授業で点字を触る体験を行った。今日はその点字に意味や役割が付与され、文字として実用的になった点字を読むという体験を行った。点字をずっと触っていると、指先の感覚がだんだん無くなっていくような感じがあるし、私はまだ読み慣れていないので、触って、そして文字が何を意味しているのか考える、という二つの作業を行わなければいけなくて、すごく大変だった。点字を習得するためにはもっと訓練が必要だと強く感じた。

前回の点字体験は難しいと感じたが、今回の体験では二文字を読んでいく活動で、かつ指導者がたくさんほめてくれたのでやりやすかった。

実際に点字を触ってみてなかなか難しいと思いました。字と字の間の間隔の広さも大きいとわかりやすいが、小さくなると区別がつきにくく難しかったです。点字の指導の仕方を実際に学ぶことでどう指導すれば良いか具体的に考えることができました。どこに凸があるかを説明するのは年齢やその人個々人に合わせて行く必要があると思いました。

点字の練習で、私は前半に小学生役をしました。塊で読もうとすると読み落としがありそうで難しかったです。後半の先生役の時は、相手の指を持ってしまっていたので以後気を付けます。点字の学習も五十音順にやると思っていたので、簡単な点字から勉強するのは意外でした。

先生としての立場で生徒に点字を楽しく、分かりやすく教えるためには教師の計画性や工夫が必要だと分かりました。

ビデオ解説
前半は指導初期,後半は指導後期(5分後)です。 数分で,ここまで読めるようになるのだから,大したもんです。

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