2018年6月25日月曜日

視覚障害心理学(1年生の授業)より

1年生は、視覚障害心理学の授業があります。
ちょうど、ここ3回ほどは、弱視の文字知覚や読書についての内容です。
こちらも,毎時間ミニテストがあります。最近,みなさん勉強のこつをつかんできたのか,得点上昇中です! すばらしい!
コメントシートより。
「晴眼者の読みと、様々な症状のロービジョンの方の読みが、どのような特徴がいえるかの実験について学習しました。
症状が様々で、読みに適した環境が人それぞれに様々であることから、一つの媒体で多様な環境に対応できるデジタル形式はとても適したものだと感じました。
読みの形式についてのUDブラウザの利用者の調査で、1年後に固定形式の利用者が増加したように、理論だけではなく読み手の実際を想定することがとても大切だと感じました。」
「中心窩で見ることができるかできないかで読速度が大きく異なることが分かった。また、透光体が濁っていない場合はW/BとB/Wで読速度はあまり変わらないが、透光体が濁っている場合はW/Bの方が読速度が大きく、前々回に私たちが行った実験結果と同じだと思った。」
「透光体がclearな人、cloudyな人、中心窩が欠損している人、周辺が欠損している人などで文字の大きさによる読書速度が異なることがわかりました。
また、固定形式より行形式にしたほうが、弱視の人にはいいと思いましたが、一概にそうとは言えないことがわかりました。」
「自分たちが実験を通して得た学びと今日読み取ったグラフの内容とが一致することでより理解が深まった。
障がいについて学ぶ上で、健常者が障害について体験を通した理解をすることが大切だと思った。」
「最後の実験はなるほどと思いました。確かに、速度がもともと遅いなら少しでも記憶ができるほうが効率的だなと思います。
周辺部の欠損より、中心窩の欠損のほうが読みにくさが顕著に出るんだなと思いました。ペアの人が見つけたのですが、年齢も少し結果に影響するのかなと思います。」
1年生の,今の時期に,これだけ語れるんですねー。素晴らしいと思います。

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