ぱんだ塾2026年7月のご報告
行いましたので、その様子をご報告申し上げます。
学生の学習、学習障害児童生徒の指導の知見の収集、本人・保護者への社会還元の点で、成果が見られました。関係のみなさまのお力添えに感謝いたします。
引き続きのご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
ぱんだ塾の報告
実施日 2026/07/30
実施時間 17:30〜19:30
準備片付け含む時間 17:00〜20:00
実施場所 広島大学きてみんさいラボ
参加者
子供:
小2 1名
小3 1名
小4 2名
小5 2名
小6 1名
中3 1名
保護者:9名
見学者:1名
運営側
大学教員:1名
学生スタッフ:5名
内容
1 受付
2 グループ内自己紹介
3 活動内容説明
4 実施
「いろんな道具や考え方で算数の問題に挑戦してみよう!ワークブック
」というワークブックを作成して、それを解く課題を進めながら、算数の問題への取り組み方を個別的に考えていく内容を企画しました。
ワークブックは、山下さん、大久保さん、中本さんが中心に作成しました。
1年生から、6年生までは、計算問題1ページ、文章問題1ページの構成、中学生用は2ページで構成しました。
計算問題は、
1年生を例に挙げると、4+4、2+7、5+8、7−2、9−7、12−8といった具合に、易から難へと進むように難易度を調整しました。
計算問題に取り組んでいるときに、暗算、筆算に自身がない子供には、山下さんが開発したMath Pad、Math Barなどを使う方法を学び、自立して学習する方法を身につけながら進めました。
そうして、計算への対応を確立したのち、文章題に進みました。
文章題では、
1年生を例に挙げると
「白い花が 9本、赤い花が 8本 さいています。花は,あわせて なん本 さいていますか。 」
「かくれんぼをしています。 はじめに 13人が かくれました。 いま、5人 みつけました。 あと、なん人 かくれていますか? 」
の2問が設定されていました。計算問題で取り扱った内容で解決できる文章問題を設定しました。文章問題に取り組む際は、立式できるまでの過程を大切にしました。文章の読み取り、求める数、文章のイメージ化、解決への筋道を自立的に求められることを目指しました。絵を描く、積み木で表現する、などそれらを促す方法を提案しながら、子供たちが腑に落ちる体験ができることを確認しながら進めました。
小学校高学年になると、九九bar(山下さん開発)やMyScriptCalculaterアプリ、分数パズルなども用い、計算問題への対応方法も幅広くしました。
文章題では、
4年生を例に挙げると
「 4年生は113人います。 5人ずつ長いすにすわっていくと、全員がすわるには、長いすは何きゃくいりますか。」の問題では、
ステップ1 12人の人が3人掛けの椅子の状態で考え
ステップ2 13人の人が3人掛けの椅子の状態で考え
ステップ3 100人の人が5人掛けの椅子の状態で考え
ステップ4 113人の人が5人掛けの椅子の状態で考えるといった、自身で操作可能な状況から、スモールステップで思考を高度化させるためのスカフォールディング(足場かけ)の技法や
5年生を例に挙げると
「69.25kgのさとうを、1.8kgずつふくろにつめます。 ふくろは何まいいりますか。また、余りは何gですか。」
では、はじめに、32kgの砂糖を10kgずつ袋に入れる、十分に認知・操作可能な数で本問題の解決策を公式化し、その自作公式にこの問題を充てていく、構成主義的技法を用いた取り組みを行いました。
その様子を保護者にもご覧いただき、その後は、保護者と進める形をとりました。こうすることで、本取り組みが家庭での学習で活用されることを促しますし、保護者は子供の困難を理解し、解決策の糸口のきっかけになることを期待しています。
参加者からは、
・とても参考になりました。
・家でもやってみます。
・子供のしんどさが理解できました。
などさまざまなご意見をいただきました。
最後に、今回用いたツールで家でも使いたいものを選んでもらい、お持ち帰りいただきました。
今回の反省点はいくつかありますが、事前にワークシートの設計コンセプトや各種道具の使い方や利用する際のポイント等を共有する時間を、学生たちがとっていたことで、スムーズな介入ができたと思いました。
また、ワークシートを作成する段階でも、話し合いや共同作業を通じて、算数指導の振り返りをしたり、書籍や論文を参考にして系統性やエビデンスを確認したりする中で、算数指導、算数の困難点の整理、困難への対応について理解が深まったと思います。
次回は、8月19日です。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
今後のぱんだ塾
https://home.hiroshima-u.ac.jp/ujima/onsei/index.html#panda
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